健康  運動をすると血圧は下がるのか? 統計データでだまされないために

 

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 皆様、こんにちは。 

 

 須川王花陣です。

 

 私は、実験でデータをコツコツ集めて、

統計解析をしていくのが趣味です。

(というか仕事に関係していました)

 

 統計解析手法では、KJ法、KT法、

タグチメソッド(実験計画法)、シックス

シグマ、TRIZなどを勉強して来ましたが、

今日は、統計解析を使用した健康についての

私の研究成果を発表したいと思います。

 

 私はお酒が大好きです。

 

 毎日飲んでいました。

(というか、今でも飲んでいますが)

 

 日本酒でいうと毎日5合以上飲んで

いました。

 

 日本酒で5合というと、約1000

キロカロリーです。

 

 デスクワークの成人男性の1日必要

カロリー数は2000から2500キロ

カロリー程度です。

 

 年齢にもよりますが・・・・。

 

 ということは、食事のほうは3食で

1500キロカロリー以下に抑えないと、

毎日毎日どんどん太るということになります。

 

 さらにお酒を飲むと食事が進みます。

 

 したがって雪だるま式に太っていくと

いうことになります。

 

 このため、ご多分にもれず、めでたく

成人病・・・高血圧になり、何年か前から

お医者様から2ヶ月に1度、ありがたい

お薬をもらうことになりました。 

 

 ところで、昨今健康ブームで、テレビ

でも同じような内容で、どのようにすれば

健康になるかという番組が花盛りです。

 

 血圧に対しては(他の成人病に対しても

ですが)、運動したり、痩せたりすると

成人病への因子が少なくなるという話が

毎回出て来ます。 

 

 ただし、科学者であるお医者さまが、

いろいろお話しするのですが、残念ながら

裏付けのデータを示してくれません。

 

 科学者ならデータを示せよ(Show me data

です)といつもひとり突っ込みしながら

見ているのですが(というように暇を持て

余しているわけですが)、それだったら、

自分でデータを取ってみればいいじゃん!

ということになりました。

 

 幸いなことにデータ取りにふさわしい

実験台が身近にありますので(私のことです)、

この実験台でデータを取ることにしました。 

 

 目的は、運動したり、体重を減らせば

血圧は下がるのか?を検証することです。

 

 残念ながら、運動と体重の関係には

相関があり、運動をすれば体重は減ります。

 

 これらを別々に検証するためには、

運動しながら、体重を落とさないように

沢山食べるとか、運動しないでダイエット

して体重を落とすとかすれば血圧との相関が

別々にわかります。

 

 また実験数を減らすための実験計画法と

いうのもあるのですが、なにしろ実験台が

ひとつ(一人)しかないのでこれも不可能ですし、

これ以上不健康になるのはまっぴらごめんです。

 

 ということで、血圧と相関があるのは

減量なのか、運動なのかというのには

眼をつぶり、[血圧] vs [体重or運動]で、

相関はあるのかという実験をすることに

しました。

 

 まず、血圧は毎日朝同じ条件になるように

気を配り左腕で測定しました。 

(右と左の血圧も測った方がいいという

新聞記事がありましたので、ある時期から、

右も測っています。) 

 

 次に、体重ですが、これも朝同じ条件で、

裸で体重を測定しました。(尚、その他の

統計データを取るために、夜も測ったり、

皮下脂肪率や、その他の項目も記録したり、

定期的におこなう血液データなども収集

しました。これらの結果はそのうち気が

向いたら発表します)

 

 運動量は活動量計がありますので、

これで記録しました。

 

 データ取りは3年おこないました。

 

 まず、血圧の2ヶ月平均値のプロット

グラフと、体重推移のプロットグラフを下に

示しました。

 

 それぞれの縦軸の血圧値と体重は個人

秘密なので削除してありますが、現在

血圧は正常値であり、体重の縦軸の一番

上と一番下の間の重量差は14kgです。

 

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 体重の青いプロットは1日の体重で、

太い赤線は移動平均です。

 

 最初のほうは、なまけて体重を測って

いない日が結構あります。

 

 まずこの2つのグラフをぱっと見た

だけでも血圧と体重は相関がありそうです。

 

 ということで、次に相関グラフを作って

みました。

 

 このグラフが冒頭のグラフです。

 

 左腕だけの近似曲線を取っていますが、

上の血圧(収縮期血圧)の変動をあらわす

決定係数は約0.91であり、下の血圧

拡張期血圧)の決定係数は約0.96と

すごい相関でした。

 

 血圧グラフのちょっと右側あたりに

青い線が1本入っています。

 

 実はこれは、「血圧が正常値に留まって

いるので、2つ飲んでいる薬のうち1つを

やめましょう」と言われて、薬が少なく

なった時期です。

 

 この後に徐々に血圧が上昇しているので、

薬をやめたせいなのかな?と思っていま

したが、相関グラフを見るとそうではなく、

体重が増えたせいだったのですね。

 

 ということは、薬を飲まなくても運動に

よって体重をコントロールできれば

薬は止められそうです・・・・・? 

 

 「そうはとんやがおろさない」とは

このことで、お酒はやめられないので、

まだまだお薬とお付き合いが必要な

ようです。

 

 ということで、とにかく運動をして

体重を減らせれば血圧は下げられそう

ですので、血圧で悩んでいるかたは、

是非どうぞ。(尚、体重が減るという

ことは、筋肉量も減るということなので、

筋肉量が減らないように3日間の

ローテーションで、腕立て伏せ、腹筋、

スクワットを各300回おこなっています。

また、運動というのは、サイクリングと

ウォーキングです)

 

 といかにも本当のような書き方を

しましたが、このまま終わると統計学

さんに突っ込まれます。

 

 皆様はお気づきと思われますが、

すべてにわたって相関があると結論付け

たのは実は誤りです。

(これを逆手に取るのが詐欺ですが)

 

 データはたくさん取って相関グラフも

書いたので「ふむふむ」となりそうですが、

データはたくさんあっても、実は1例の

データでしかありません。

 

 実験台はあくまで一つだけ(一人だけ)

なのですから。 もしかしたらあと99例

追加してデータを取ったら、ほかのすべては

相関関係がなかったということも考えられる

わけです。

 

 すなわち、今回の相関はもしかしたら

須川王花陣だけの特殊なデータかもしれない

わけです。

 

 というわけで、このようないかにも本当の

ようなデータを示して詐欺をおこなう場合が

ありますので、引っかからないようにしないと

危ないですよね。

 

 まあしかし、「イワシの頭も信心から」と

いうことわざもありますので、だまされたと

思って運動して減量するのも悪くはないで

しょう。

 

 今回は長くなったのでこのくらいにして、

そのうち気が向いたら運動量との相関なども

見てみます。

 

 ということで、以下のブログでは、私の

専門の知財関係について書くことにして、

こちらのブログでは、たまーに、つれづれ

なるままに、興味のある話を書いてみる

ことにいたします。

 

http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/